建設業許可申請の必要資料の量(ボリューム)はどのくらいですか?

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皆さん、こんにちは。
山内 隆司です。

本日は、
東京本店(巣鴨)から熊本支店への移動日でした。

熊本空港着陸直前に窓から見える阿蘇です。この景色に癒されます!
熊本空港着陸直前に窓から見える阿蘇です。この景色に癒されます!

東京本店(巣鴨)での建設業許可新規申請の進め方について
飛行機内でも考えておりました。

千葉県で新規申請した案件の審査官との協議方法を模索しておりました。
千葉県で新規申請した案件の審査官との協議方法を模索しておりました。

本日は、
建設業許可新規申請をご依頼いただきましたお客様からのご質問、
「新規申請の際の必要資料の量(ボリューム)はどのくらいですか?」です。

■お客様ごとに申請条件は違うため、
 お客様に収集いただく必要資料の量は同じではありません。

 なぜなら、
 一番違いが出る、
 専任技術者の条件では、
 国家資格で条件の満たすのか、
 10年の実務経験で条件を満たすのかで、
 立証資料の量は全く違います。

 具体的には、
 国家資格の場合には、
 「合格証」1枚で技術者の条件を立証できます。
 ※この他に、
  常勤性を立証するための資料も必要になります。

 10年の実務経験の場合には、
 「10年間の勤務継続」を立証する資料と、
 「10年間の工事の実務経験」を立証する必要があります。

■今回は、
 「10年の実務経験の立証資料」の場合の必要資料の量を
 写真でお見せさせていただきます。

 

ダンボール2箱です。この資料をもとに立証資料を構成していきます。
ダンボール2箱です。この資料をもとに立証資料を構成していきます。

■建設業許可は、
 「簡単に取れる」
 「すぐに取れる」
 「書類はだせばよい」という誤解があるようです。

 通常の建設業許可新規申請の業務時間は、
 私のような実務経験22年以上の専門家でも、
 約15~20時間前後の時間を必要とします。
 
 本日の朝も、
 約2時間30分(150分)新規申請の書類作成をさせていただきました。
 ※この時間は、 
  慣れている専門家が、
  途中休憩なしで次々に書類を作っている時間です。

午前6時00分から8時30分まで力を出し切りました!
午前6時00分から8時30分まで力を出し切りました!

 

入金資料だけでこの厚さです。ここから一件一件立証資料を構築していきます。
入金資料だけでこの厚さです。ここから一件一件立証資料を構築していきます。

 
 
申請書及び窓口に持参する資料を合わせるとこの厚さになります。
申請書及び窓口に持参する資料を合わせるとこの厚さになります。

■新規申請の際には、
 役所にはカバンひとつでは申請書類は入り切りませんので、
 キャリーバッグに入れて移動します。

 

満員電車の中を移動するのは気が引けます。
お客様の大切な書類を持ち歩くことは何年経っても緊張します。

■今回ご紹介させていただきました、
 2時間30分(150分)の業務時間は、
 業務時間のごく一部です。

 このほかに、主に下記の業務が追加されます。
 ・過去の経験をもとに許可取得ができるかの判断
 ・お客様ごとに最適な必要資料のご案内の作成
 ・必要資料収集の際の適切なアドバイス
 ・押印書類の作成
 ・全国の官公庁への資料請求
 ・(必要があれば)事前協議
 ・本申請
 ・(必要があれば)補正
 ・そのほか

少し長くなってしまいましたが、
「簡単に取れる」
「すぐに取れる」
「書類はだせばよい」という許認可ではないということを
少しでもご理解いただければと思っております。

ご参考にしていただければ幸いです。

※※創業から37年(代表行政書士の実務経験は22年以上)気を付けていることがあります。※※

 1.「説明はわかりやすく」
 2.「説明は短く」
 3.「説明は難しい言葉は使用しない」

創業50年にむけてこれからも、
多くの方のお役に立てるように頑張ります!

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 無断転載することを禁止します。