窓口こぼれ話~『総合的な判断』の利点

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こんにちは!
東京本店の中川です。

建設業の申請窓口にて手続きをする際、
特に新規申請のときには
担当審査官といろいろお話しをしながら
手続きを進めていきます。

すっかり秋らしい空になりましたね。東京都庁第2庁舎3階からの景色です。
すっかり秋らしい空になりましたね。東京都庁第2庁舎3階からの景色です。

 

先日行った新規申請の際に、
担当審査官の方からこんなお話を伺いました。

 

「必要資料にあそびを持たせ、
『要相談』とし『総合的に判断する』ことはよくある。

「手引きにはっきり書いてくれなきゃわからない」
と文句を言ってくる行政書士さんもいるけれど、
はっきり線引きをしてしまったら
結局困るのは申請者さん、ということも起こりうる。

例えば、工事の裏付け資料。
仮に「月に100万円以上の資料を提示すること」と
手引きに明記してしまった場合、
1円でも足りなかったら許可申請できなくなってしまう。

いろいろな事情を持つ申請者に
その都度柔軟に対応するために
『総合的に判断します』と言っているんですよ。」

という内容のお話でした。

 

『総合的に判断する』という言葉に対して
モヤモヤとしたものを多少感じていましたが、
このお話を伺い、
なるほどそういう側面もあるのか、と納得しました。

 

それでは、また!

 

中川