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許可が取れないケースライズグループ
■  日本許認可センター お客様に聞く - ライズグループ





ライズグループ 代表取締役 黒沢勉 氏に日本許認可センターに建設業許可の取得を依頼した経緯を詳しく聞きました。


(ライズグループについて)
ライズグループは、リノベーションを中核として、不動産物件の仲介、売買、管理などの事業を展開する企業です。年商5億、従業員数10名、設立2003年。

(※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています)

■ 不動産会社なのに建設業許可を必要とした、その理由


リノベーション施工例
- 不動産会社であるライズグループになぜ建設業許可が必要になったのか、その理由、経緯を教えてください。

大きくは「リノベーションの責任施工を実現するため」というのが理由です。

ライズグループでは数年前から、物件のリノベーション事業を「今後の成長戦略の柱」と位置づけています。しかし当時の弊社は、建設業許可を持っていませんでした。

500万円を超える工事については、しかたなく、工事発注を分散するなどさまざまな「やりくり」をしてこなしていました。しかし、工事を外注するとはいえ、結局、オーナーとの契約主体は弊社ですし、瑕疵担保責任も弊社が負っています。責任を負っている以上、外形の資格も等しく備えるべき、それでこそ「リノベーションの責任施工」を名実共に実現できます。 こうして数年前から、自社で建設業許可を取得する必要がある、何が何でもほしい、と思うようになりました。

まず知人の工務店の社長に「建設業の許可を取りたいんだ」と相談してみました。しかし誰に聞いても「無理だと思う」という返事でした。


■ 周囲が否定的だった、その理由

- なぜ、みなさん無理だと思ったのでしょうか。

皆には「不動産業でしょ、建設会社じゃないしょ。じゃあ無理」と言われました。


山内からひとこと ~ 建設会社でなくても建設業許可は取れる
社長のご友人のコメントは私の目から見て必ずしも正しくありません。
    建設業許可を得るために必要なのは、建設業の「工事実績」です。具体的には「一年を通じて工事をコンスタントにこなしていること」が重要です(※)。つまり実績さえあれば、本業がラーメン屋さんであっても建設業許可はとれます。重要なのは、本業は何かという「外形」ではなく、工事実績という「内実」のほうです。

    ※ 一年に何回工事をしていれば良いかは都道府県により基準が異なります。東京都の場合「最低でも『毎月1回、1年に12回』」というのが基準です(2017年9月現在)。この場合、12月だけ30回工事をしても条件には適いません。


■ 部下は国土交通省に電話した


- その後、どんな行動を取ったのでしょうか。

一度や二度、否定されたからといって、簡単にあきらめられません。部下に「詳しく調査せよ」と命じました。

すると部下は何と国土交通省に直接、電話をかけました。なかなかの行動力です。しかし結果は芳しくありませんでした。

部下によれば、「弊社の状況はかくかくしかじかです。これで許可はとれるでしょうか」と聞いたところ、「おそらく難しいと思います」と回答されたとのことでした。

ここで部下は「本家本元の国土交通省に難色を示された。じゃあ、ダメなんだ」と思い込んでしまったようです。その後も調査を続けさせましたが、ポジティブな報告は全く上がってきませんでした。八方塞がりの状況に、私も一時は「ダメかもしれない…」と弱気になりました。

しかし、ある事件を契機として、あらためて奮起しました。


■ 許認可がないと足もとを見られる…

- どんな事件が起きたのでしょうか。

詳細は伏せますが、「福岡のリノベーション物件で、現地の工事会社との交渉がこじれにこじれる」ということがあったのです。

この時、建設業許可の必要性をあらためて痛感しました。正しい資格を持っていないと、いざというとき「足下を見られる」のです。

ライズグループは表面上は不動産売買仲介会社ですが、リノベーションは数多く行っており、建設工事の「実績・経験」は十分にあります。この私たちが建設業許可を取れないのはおかしい。何が何でも取ってやる。負けず嫌いの私は心に決めました。

そして自らネット検索に乗り出し、ついに見つけたのが山内先生のホームページでした。


■ 「それ見たことか!」


- ホームページの第一印象はいかがでしたか。

大量の実績・事例が載っていることに感心しました。私は「実績は実在なり」という言葉が好きです。ホームページのデザインなどはどうでもよい。まず実績があることが重要です。

実績ページを見ると、一人親方のような小規模の会社でも建設業許可を取っています。ここで取れて自分たちに取れないわけはないと思いました。

その後、youtubeで山内さんの動画を見ました。自分の信条を自分の言葉で語る様子から、仕事への真剣な姿勢がひしひしと伝わり、この人なら絶対に間違いないと確信できました。さっそく部下に山内先生に連絡を取るよう命じました。

その後、部下からは「山内先生に問いあわせたところ、『たぶん大丈夫。建設業許可、取れます』という回答でした」と報告がありました。私は、「それ見たことか!」と思わず声を上げてしまいました。


山内からひとこと ~ 「たぶん大丈夫」という言葉の本当の意味
私が「たぶん大丈夫です」という場合、それは「今までの経験からいえば9割がた大丈夫。ただし前提情報が本当に正しいかどうか、面会して決算書や登記簿を見ないと分からないので、それを考慮して、とりあえず『たぶん』と言っておく」という意味合いです。


※ 黒沢社長が見た、山内の動画




■ ついに建設業許可を取得!

- その後、どのように進行したのでしょうか。

まず部下と共に山内先生の事務所に行きました。面談は一時間程度で終わり。その後の作業はすべて先生にお任せでした。

そして3ヶ月後、東京都から弊社に建設業許可の取得の通知が来ました。私はそのことを出張先の福岡で知りました。福岡は私が建設業許可の取得を誓った因縁の場所です。知らせを聞いて、思わずガッツポーズ。さっそく経営者仲間の集まるfacebookに「建設業許可、取れたぜ」と書き込みました。建設関係の友人からは「すごいね!」「どうやって!?」と反応がありました。


山内からひとこと ~ 役所は質問に答えてくれるだけ
- 山内さんに質問です。今回の仕事は、山内さんにとって「難しい仕事」でしたか。

いえ、特に難しくはありませんでした。いつもと同じ、普通の仕事でした。

- 国土交通省からは当初、否定的な見解が出ていました。それなのに「難しくない仕事」だったのですか。

役所に質問した場合、基本的には「一般的な回答」が返ってきます。だから役所があなたの会社を合格させるために「積極的に助け船を出してくれる」ということはありません。

役所は、「みなさんの説明を聞き、それに対し一般的な見解を述べる」だけです。国土交通省もまた、そうした基本姿勢で回答したのだと思います。

一方、私は「みなさんに建設業許可を取らせるべく積極的に動く」という立場の人間です。その立場で活動すれば、結果は自ずと異なります。






■ 先輩ユーザーからのアドバイス

- いま建設業許可を取得しようと検討している企業に向けて「先輩ユーザーからのアドバイス」などあればお聞かせください。

平凡な言い方ですが「あきらめないこと」が重要です。粘っていれば道は開けます。

もう一つは、「周囲に相談するのは良いことだが、相談相手を選ばなければいけない」ともお伝えしたいです。


山内からひとこと ~ 行政書士が経験豊富かどうか見分ける方法
いま黒沢社長から「相談相手を選ばなければいけない」というお言葉がありました。これは別の言い方でいえば、「周囲に否定的なことを言われても真に受けてはいけない」ともいうことです。

通常、人は何か相談されたとき、「否定的なアドバイスをする」という傾向があります。何を聞かれても「それは難しいかもしれないね…」とでも答えておけば、「とりあえず間が持つ」「外れることがない」「大物感、重鎮感がラクして出せる」からです。しかし、否定的なアドバイスは口調の重厚さとはうらはらに、たいていは根拠が薄弱なものです。

「建設業許可の経験の浅い行政書士」も、「意味なく重厚な否定的態度」を取ることがよくあります。年間に2~3件程度しか実績のない行政書士は、どういう場合、許可が取れて、どういう場合に取れないのかについて、【経験に基づく知識】を持っていません。結局、「役所の手順書に照らしてOKかNGか」を答えているだけで、これでは士業としての付加価値がありません。

しかし士業(センセイ業)である以上、一応の威厳を見せないといけないので、「私は経験が少ないので分かりません」とは口が裂けても言えません。だから電話口では、「その状況ですと、難しいかも知れませんね」など意味なく重厚に回答するわけです。

では経験豊富な行政書士と、経験浅い行政書士をどうやって見分ければ良いか。これは電話やメールの問い合わせに対し、「突っ込んだ質問をしてくるかどうか?」で分かります。経験豊富な行政書士は、「表面的に外見基準を満たしていない場合でも、実質が伴えば建設業許可は取得できる」と長年の経験を通じて知っています。だから「この点はどうですか?」「あの点はどうなっていますか?」と様々な角度から情報収集のための質問をしてきます。一方、役所の手引き書しか情報源がない行政書士には、こうした「実体験に基づく質問」はできません。

この例えが適切かどうか分かりませんが、たとえば奥山はヘビやクマが出て危険がいっぱいとはいえ、山に通い慣れている経験豊富な地元民なら、「確かに危ないのは本当けど、まあ、この天候のときにこのルートを行けば、だいたい問題はないんだよね」など具体的な目算が付けられます。しかし机上の理屈は知っていても、実際に山に行かない人は、「山は難しい…」と眉間にしわを寄せてつぶやくだけ…ということです。

私はこの23年間、毎週、都庁に出かけて建設業許可の申請をしてきました。こと建設業許可については、その動向から状況変化まで隅々まで知っています。私にお問い合わせいただければ、御社の許可を取得するために、様々な質問をさせていただきます!


- 最後に一言お願いします。

今回、山内先生の尽力により、ついに念願の建設業許可を取得することができました。今後とも「高品質のリノベーションの『責任施工』」を通じ、オーナー、そして入居者の皆様にご満足いただける不動産会社、建設会社として事業を推進していく所存です。山内先生、この度は誠にありがとうございました。


※ ライズグループのホームページ
※ 取材日時 2017年9月
※ 取材制作:カスタマワイズ
 


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