行政書士業界構造図
こちらでは業界の構造図について説明をさせていただきます。
自社には1~4のどの部分に存在している行政書士が必要か参考にしてください。
① 事務所の規模⇒小さい:業務の専門性⇒有り
特定の許認可申請で業界トップクラスの申請実績をもつ。
専門分野を明確にすることで、業務の習熟に集中することができる。
また、同じ業務の繰り返しなので、少数精鋭での経営が実現できる。
難しい案件も数多く経験する機会があるので、ノウハウの蓄積は飛躍的に向上する。
専門分野以外の業務に関しては、受任しない場合も多い。
申請を担当するのは主に代表者が行い、専門分野以外に専門家の知識が必要の場合には、
その分野で実務経験豊富な専門家を介入させている。
当然、提携している専門家も業界構造図の同じ場所にいる専門家としかネットワークを構築しない。
⇒建設業許可.comの運営者である行政書士法人日本許認可センターはここに該当する。
② 事務所の規模⇒大きい:業務の専門性⇒有り
代表者や数人のスタッフが行政書士の国家資格を保有する。
申請に関する現場担当は、国家資格を保有しないスタッフやアルバイトが中心。
申請を担当する現場のスタッフは専門分野を追求することを目的とせず、
代表者から指示された
案件のみをこなしてる。
担当者は毎年変わるというデメリットもある。
事務所全体でみると専門分野に特化しているが、
現場スタッフは代表者の為ではなく
自分の生活のために仕事をしている。
当然のように難しい案件は避ける傾向にあるし、やりたがらない。
難しい案件のノウハウの蓄積はされず、日々の繰り返し業務のみを行っている。
⇒創業から25年以上経過している事務所に多い。
③ 事務所の規模⇒小さい:業務の専門性⇒無し
ほとんどの行政書士が存在している箇所です。
専門分野に特化しているわけでもなく、
日々、専門分野という垣根を越えて様々な業務を行っております。
当然、日々の業務をこなすことで精一杯なので、専門知識は浅いままとなります。
ノウハウの蓄積は実質的に不可能な状態でいつも忙しく時間がないのが特徴。
目の前の業務をこなしてはいるが、頭の中は次の業務のことを常に考えている。
⇒会社員との兼業や他の士業との兼業が多く存在するのも特徴的です。
④ 事務所の規模⇒大きい:業務の専門性⇒無し
業界にはほとんど存在しません。
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