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■  日本許認可センター お客様に聞く - TKホーム様(東京都東久留米市)


TKホーム 高橋孝志氏は、独立後、建設業許可の申請のために、二級建築士の免許を取得した。ところが、以前取引をしていた工務店が倒産していたことで、5年間の経営経験を証明できないという問題が起きる。無事、建設業許可を取得するまでの話をくわしくお聞きした。

 もくじ 

  1. TKホームの概要
  2. 建設業の許可を取るには、資格がないとわかった
  3. まずは、二級建築士の免許取得から
  4. 仲間ためにも、やってやる
  5. まずは学科試験に合格。そして、日本許認可センターへ
  6. 以前、出会った行政書士には、いきなり60万円を請求された…
  7. そして、二級建築士に合格!
  8. TKホームが建設業許可を取れた理由
  9. 実は、一度、はじかれていた
  10. 許可がとれて受注率がアップした
  11. これから建設業許可を取りたい方へのアドバイス
  12. 山内先生へのメッセージ


■ TKホームの概要

― TKホームの概要についてお聞かせください。

TKホームは、建物新築やマンションの内装などの大工業を行っています。仕事の9割が元請けからです。
1年前に独立して、去年の売上げは1億2千万円でした。建設業の許可は、平成21年5月に取りました。

― どうして独立したのですか。

自分は昔から生意気な性格で、人に使われるのがイヤで「ゼッタイ独立してやる」と思っていました。
5年ほど前に、それまで勤めていた工務店をやめて個人事業主として独立し、最初は手間請けとして、死に物狂いで働きました。だんだんお金がたまって、メンバーも増えたので、会社にしました。
社員は自分の妻だけで、あとは一人親方制度で、若いメンバーが6人います。

― 建設業の許可を取ろうと考えた理由はなんですか。

元請けから「許可がないと、今後、大きな現場の仕事はやれないから」と言われるようになったからです。
せっかく1年目から年商1億2千万円をあげたのに、このままでは若い仲間や家族に悪いと思い、許可を取ってやろうと思いました。


■ 建設業の許可を取るには、資格がないとわかった

― 建設業の許可を取ろうと決めて、そのあとどうしましたか。 

インターネットで建設業許可のことを調べました。すると、

  • 10年間の実務経験が必要なのに、自分には証明できる年数が足りない
  • 会社に建築士がいない


  • という理由で、申請できないとわかりました。
    自分は、大工の経験は16年ありますが、そのうち10年取引をしていた工務店がつぶれてしまったので、経営経験を証明できなかったんです。でも、年数が足りないなら、待つしかない。
    でも、待ったところで、今度は、建築士がいない。じゃあ、まず、二級建築士の免許を自分で取ってやろうじゃないか、と決めました。


    ■ まずは、二級建築士の免許取得から

    ― 二級建築士の勉強はいかがでしたか。 

    これがもう、めちゃくちゃ大変でしたよ。
    前にも、通信教育で建築士の勉強をやろうとしたことはあるんですが、全然、やる気なし。テキストが送られてきても、どうやって勉強すればいいのかがわからないんですよ。
    自分、若い頃から勉強なんかまともにやったことないですからね。
    「こりゃ独学じゃ無理だ」と思ったので、毎週日曜日、専門学校へ通って、まずは勉強のやり方を教わりました。ホント、死に物狂いでしたよ。

    ― どのぐらいの時間、勉強されたのですか。 

    一日8時間は勉強しましたね。
    仕事しながらだから、寝る時間もなし。仕事が終わってから、そのまま会社に寝泊りして、朝まで勉強してました。
    そんな生活を毎週のように続けて、1年間学校へ通い、建築に関する法律とか、構造計算とか……ほんっと、キツかった。でも、どうしても資格を取りたかったから、がんばって、やり抜きました。


    ■ 仲間ためにも、やってやる

    ― どうしてそんなにがんばれたのでしょう。 

    ウチで仕事してる若いメンバーのおかげ。
    「アイツらはがんばってるんだ、じゃあ、オレもがんばらないと」
    ってやつですよ。

    自分はいま、営業・事務・経理を全部ひとりでやっているので、ほとんど現場には出ていません。でもやっぱり、自分たちの商売は「現場ありき」。その現場を、若いメンバーたちが一生懸命やってくれているから、TKホームは成り立っている。
    仲間ですから。アイツらのためにも、なんとしてでも建設業の許可をとって、もっと大きな現場で仕事するぞ、と思いました。がんばれたのは、みんなの存在があるからです。

    二級建築士には学科と実技、二度の試験があるんですが、まず、学科試験に合格した時点で、行政書士をさがしはじめました。


    ■ まずは、学科試験に合格。そして、日本許認可センターへ

    ― 日本許認可センターと出会った経緯を教えてください。

    二級建築士の学科試験に合格した頃、インターネットで見つけました。
    他にも行政書士のホームページはたくさんあったけど、どれも当たり前のことしか書いてなくて、ビビッとこなかった。
    日本許認可センターのホームページには、許可の取りづらい境遇の人でも、取れたという話がたくさん載っていて、そのなかには、「まさに俺の状況と似てる…」というのもありました。
    建設業関係はけっこうやってる、という風にも書いてあったので、とりあえず相談してみようと思い、二級建築士の一次試験である学科に合格したあと、電話をして巣鴨の事務所へ行きました。

    ― 山内先生はどんな人でしたか。

    なんか、かわいい人だなって(笑)
    行政書士の先生って、ふんぞり返って座ってるオッサンばかりだと思っていたけど、全然違ってた。
    すげー、やさしそうなんですよ。若い先生だし。やっぱり、なにをやるにも、30代、40代の若い人がいいじゃないですか。ガッツがあるから。自分は、若い人としか仕事をしたくないんです。
    先生は、「許可は取れます。二級建築士の実技試験に合格したら連絡ください」とおっしゃいました。


    ■ 以前、出会った行政書士には、いきなり60万円を請求された…

    ― いままで行政書士に相談したことはありましたか。 

    会社を作る前に、ポストに入っていたダイレクトメールを見て、ある行政書士に会いに行ったことがあるんですけど、これが…。
    出てきたのは、ふんぞり返って、隣に若い姉ちゃんを座らせた70過ぎのジイサン。
    で、いきなり「60万円もってきなよ。そしたら、なんとか話すすめてやるよ」って。
    そんな金ねえし、コイツ、うさんくせえな、と思いましたね。速攻で断って、帰りました。


    ■ そして、二級建築士に合格!

    ― 二級建築士に合格されたときは、どんなお気持ちでしたか。 

    もう、めちゃくちゃうれしかったっすね。
    どうせ実技試験はダメだろう、と決め付けていたので、合格発表の日を忘れてて。専門学校の先生からの電話で知ったぐらいです。
    ガッツポーズでしたね。それで、すぐに、山内先生に電話して…。
    それからは、本当にやさしく、こまかく、手順を教えていただき、言われたとおりに書類をそろえて、一ヵ月後には本当に建設業の許可がとれました。


    ■ TKホームが建設業許可を取れた理由

    ― 山内先生にお聞きします。高橋さんの場合、5年の経営経験を証明するものがないといういことでしたが、なぜ建設業許可が取れたのでしょうか。 

  • 毎年の確定申告をきちんとしていたこと
  • 雇用や給与所得ではなく、「営業所得」として申告していたこと
  • 発注者からの注文書を保存していたこと


  • 高橋さんの場合は、この3点がポイントでした。

    ― なぜ確定申告がポイントになるのですか。

    確定申告をしていれば、その期間は経営経験に合算できるからです。建設業許可は、落とすための試験ではなく、マジメな業者にきちんとした仕事をさせるための許可です。ですから、営業所得としてきちんと確定申告がされていれば、経営経験とみなされ、営業年数がプラスされるのです。
    また、高橋さんの場合、取引をしていた工務店からの注文書が残っていたことも有利な材料となりました。個人事業主としての実態が証明できれば、許可は取れるのです。

    ― 高橋さんにお聞きします。営業所得として確定申告するべきであることは、ご存知だったのですか。

    知りませんでした。偶然です。
    ただ、自分は、早くから結婚して家庭があったので、きちんと確定申告をしていただけ。
    若い職人や、独り者は、税金を払いたくないとか、めんどくさいといって申告をしない者もたくさんいるんですよね。今からちゃんと申告しとけよ、と言ってやりたいです。


    ■ 実は、一度、はじかれていた

    ― 建設業許可はスムーズに取得できたのですか。 

    それについては、私がご回答しましょう。
    今回のTKホームのケースでは、実は、一度、申請をはじかれるという経緯がありました。

    ― なぜ、はじかれたのですか。 

    以前勤めていた工務店からの注文書に、会社の実印が押されていなかったのです。
    そのため、正式な書類と見なされず、審査をはねられました。
    しかし、会社の実印の有無は審査の理由に関係ありません。私は、以前、会社の実印がなくても審査を通した経験があるからです。
    おそらく最初に当たった役所の審査員が新人の方で、四角四面にはねてしまったのでしょう。
    しかし、これは審査員にとっても経験の有無が大きく左右する問題です。
    そこで、その審査員を説き伏せるよりも、別の審査員に申請を出し直すほうが早いと判断し、まったく別の方に担当されるよう、新しく申請しなおしました。
    結果、建設業許可は取れました。

    ― 高橋さんには、経過報告したのですか。 

    いいえ。私は必ず通るとわかっていましたので、高橋さんには、あえて経過報告はしませんでした。
    日本許認可センターは、父の代から二代続く、建設業許可専門の行政書士事務所で、これまでに7600件超の申請経験があります。その経験から言えば、間違っているのは審査員のほうで、必ず通る許可だと最初からわかっていました。


    ― 高橋さん、山内先生の話を聞いて、どう思いますか。 

    いま、その話を聞いて、やっぱり、山内先生でよかった、と思いましたね。
    許可を取れたのは、山内先生だからですよ。ホントに。
    ほかの行政書士だったら、「ハンコがないからダメでした」で終わってたと思います。


    ■ 許可がとれて受注率がアップした

    ― 建設業許可が取れた今、なにか変化はありますか。

    営業しやすくなりましたね。
    前は、営業先ではまず「許可取ってるの?」と言われてました。取っていないとなると、「じゃあこの現場はムリだね」なんて言われてガックリ。
    でも、今は、自信を持って営業に行けます。
    相手の対応も格段に変わりましたね。
    前は、「じゃあ、またなにかあったら連絡するよ」と言われて、そのまま連絡がこないことが多かった。でも、今では「ああ、ちゃんと許可あるんだ。じゃあこれ見積って」なんて、その場ですぐに現場をもらえるようになったんです。
    これはデカいですよ。受注率がアップしてるんですから。

    ― これからのTKホームの展望をお聞かせください。

    不況で、金額で勝負するしかない、という時期に入っていますが、建設業許可があれば心強いです。そのために二級建築士を取ったことも大きな自信になりましたし、これからも仲間と家族のために、やるしかない、と思っています。


    ■ これから建設業許可を取りたい方へのアドバイス

    ― これから建設業許可を取りたい方へ、アドバイスをお願いします。 

    ほんとに建設業許可を取りたいって思うヤツは、山内先生に会って、とにかく話を聞け! って感じですね。
    信じれば、山内先生なら、必ずやってくれるから。
    それに、山内先生は、無理なら「無理」と言ってくれるはず。2年待てと言われたら、言われたとおり待てばいい。とにかく、先生の話を聞いて、言うとおりにやれ、って言いたいです。


    ■ 山内先生へのメッセージ

    ― 山内先生へのメッセージをお願いします。 

    ほんとに感謝してます。ありがとうございました。
    まあ、年下だけど、今度、飲みに連れてってください(笑)イヤ、自分が飲みに連れて行きます!

    TKホーム様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

    ※ 取材日時 2009年6月
    ※ 取材制作:カスタマワイズ
     


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